2016年10月14日更新

魅力的な長所もたくさん!アスペルガー症候群の特徴とは?


アスペルガー症候群は、高機能自閉症と呼ばれることもあり、知的障がいの無い自閉症と分類されていることもあります。発達障がいのひとつで、コミュニケーションに問題が起こる場合が多いのですが、自閉症と同じく、ある特定の分野で、優れた能力を発揮できる方が多くいらっしゃいます。

コミュニケーションに問題を抱える“アスペルガー症候群”

アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラム症候群(自閉症に類似した症状・障がいの総称)のひとつで、コミュニケーションがうまくとれない、自己流のやり方にこだわってしまう、不器用なところがあるといった特徴があります。

知的障がいはないため、一見普通の人と見られがちで、対人関係のトラブルになってしまうことも多く、アスペルガー症候群の方本人も、悩んでしまうケースが少なくありません。

人と感情を分かち合うことや、複数の作業を同時にすること、自分で状況を判断し、融通を聞かせた対応をするといったことが苦手なケースが多いのですが、周りがしっかり症状を理解し、適切な対応をすれば、仕事をこなす能力については問題がないケースも少なくありません。

指示や気持ちは明確に伝えて、業務をスムーズに

アスペルガー症候群の従業員に対しては、上司も同僚も、曖昧な支持を避ける必要があります。「○○を夕方ぐらいまでに」「○○な感じで仕上げてくれる?」というような、指示ではなく、「16時までに15枚を○○しておいて」というような、時間や数字、やるべき作業をはっきり伝えるとスムーズに業務が進みます。

また、スケジュールにおいても、顧客や取引先の都合で、時間が変わってしまったり、急な予定が入ったりするような仕事は苦手です。相手や周りの人間に合わせて動かなければならない仕事は、避けるほうが賢明でしょう。

課題をはっきりさせれば、優秀な人材になる

アスペルガー症候群の方は、苦手とされることを避ければ、ある分野に関して突出した能力や知識をもっている場合が少なくありません。知的障がいはないため、学習能力や考察力、集中力などには優れている場合が多く、あるひとつの仕事で、明確な指示を与えれば、驚くほど一生懸命に取り組みます。

幼少期にアスペルガー症候群と診断された20代の男性は、不安症と躁うつも抱えていました。しかし、就労支援を受けながら、職業訓練と治療の面で段階的なステップを踏み、体調をグラフ化して管理したり、仕事内容だけでなく、「どのような場所で、どのような人と働くか」を重視して職場を選び、いまでは商社の正規雇用社員として働いているという事例もあります。

企業側にとっても、上司や同僚への理解を広める努力や、能力を十二分に発揮できる環境を、可能な限り整える取り組みが求められるでしょう。通常行われやすい、曖昧なニュアンスを含む会話を避け、意思表示をはっきりする、指示を明確にする、喜怒哀楽をはっきり伝えるなどの気遣いができれば、アスペルガー症候群の方とも、スムーズに仕事上のやりとりができるはずです。

自閉症と似ている点もありますが、知的障がいがないのが、アスペルガー症候群の特徴です。それだけに、理解がされにくい側面もありますが、必要な対応ができれば問題ないケースが多いようです。曖昧な言葉が苦手で、こだわりが強い、同時に作業ができないといった症状にさえ配慮すれば、貴重な戦力になってくれる日も遠くないでしょう。

 


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