2016年9月14日更新

これで解決!中途失聴者とのコミュケーションで大切なこと


聴覚障がいとひとえにいっても、事故や病気などで音を失った、中途失聴者の人もいます。他の障がいが、それぞれに合った配慮や対処が必要になるのと同じように、中途失聴者にとっても、最適な配慮や対処が必要になってきます。とくに職場において円滑なコミュニケーションをとるために大切なことをチェックしておきましょう。

中途失聴者の特徴

多くの中途失調者にとって、以下のような独特の悩みがあるようです。

・耳が聞こえないことに、自分自身でも慣れておらず、対処の仕方がわからない。
・以前は使えていた電話が使えない、コミュニケーションのとりかたがわからずストレスになる。
・できる仕事が減り、異動を命じられたリ、昇進の機会を失ったりする
・会社側も対応がわからず、会議や業務連絡において、正確な情報を得ることができない

中途失聴者にとって、突然音を失った喪失感は大きいものです。もともと耳が聞こえない聴覚障がい者の場合、独自の文化、価値観、コミュニティを持っている場合が多いです。しかし、中途失聴者は、もともと音声言語が意思伝達の基本となっているため、手話などによるコミュニケーションに馴染むにも、相当の時間を要する場合があります。

中途失聴者にとっての起こりやすい問題

職場において、正確な情報を伝えられること、受け取ることは、なによりも重要なことです。
聴覚障がい者が職場で抱える問題として、「発信した情報が間違って伝わること」よりも、「自分に間違って伝わる」問題のほうが大きいようです。

その他、以下のような問題がよく起こるようです。

・情報が他人より遅れて伝わる
・自分の意見を言うタイミングがつかめない
・会話がかみ合わない

※「聴覚障害者が働く職場でのコミュニケーション アンケート調査」より
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/report/rp1404a.pdf
また、以前は問題なく情報のやりとりができていたため、自分自身も間違った情報を受け取っていることに気づきにくいといった問題もあります。周りの健聴者からも、問題が気づかれにくく、本人のミスと扱われてしまい自信を無くしてしまったり、コミュニケーション自体に消極的になってしまったりして、孤立してしまう可能性もあります。

円滑なコミュニケーションの手段は外部支援の活用や伝達事項の確認

中途失聴者も含めた円滑なコミュニケーションや、正確な情報の伝達は、どうしても時間の必要になってくる問題でもあります。

そのために、手話通訳者や、要約筆記者などを会社へ派遣してもらうことも、会社側ができる援助のひとつとして考えていいかもしれません。

そのような支援を受けつつ、情報伝達のコツや、注意点を、中途失聴者を含めた従業員全員が共有できれば、おのずとコミュニケーションの壁を取り除いていけるでしょう。

また、他の聴覚障がい者と同様、しっかりと口の動きや表情で伝えること、情報をメモで残しておくことなどは、中途失聴者に対して重要なコミュニケーション手段になります。

中途失聴者にとって、自分自身を理解することが、まず大きな壁になります。耳が聞こえない・聞こえにくい生活、働き方、コミュニケーションの取り方を、1から学ぶ必要があるからです。あらゆることに不便を感じ、気落ちしてしまう可能性が高いでしょう。

職場においてできることは、必要な配慮や援助を用意し、自身が働く価値を認識してもらうことです。「伝わっているはず」という固定観念を持たず、1つ1つ確認しながら、丁寧にコミュニケーションをとり、自信をもって働いてもらいましょう。

 


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StartNEXT!編集部
この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。

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