2016年10月31日更新

本当の自分に合った就職を後押しした就労支援サービスとは?

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※写真はイメージです

「空白の期間が長引いたのは辛かったです」当時を思い出しながら語ってくれたのは首都圏在住のKさん(31歳男性、統合失調症)休学と復学を繰り返していた大学生活を終え、いざ就職したものの長く働き続けられる職場と巡りあうことは出来ず。これを最後の就職活動にしたいと強く願い仕事を探していた時に出会ったのが、障がい者の就職や転職活動をサポートするMyMylink(マイマイリンク)という求人サイト。本当の自分に合った会社を見つけ、将来に希望を持つことができたKさんに、発症の経緯やMyMylinkの特徴についてお聞きしました。

 

課題の納期を守らなければというプレッシャーは、次第に被害妄想へ

Kさんは昔からデッサンが好きで、将来は映像系の仕事に就きたいと思い他県の大学に進学しました。一人暮らしという慣れない環境と、実習やデッサンの授業で毎日のように出される課題の納期が、大きなプレッシャーと感じるように。その頃から人に見られているような感覚を覚え被害妄想が始まり、次第に実習に足が向かなくなったそうです。

自宅にずっとこもっていることも出来ず図書館で自習を始めましたが、ご両親の勧めもあり大学のカウンセラーに相談しました。そのカウンセラーから言われたことは「うつなんじゃないか」ということ。Kさん自身も“自分が普通じゃない”ことは感じていたため、すぐに医療機関に通い始めました。

それは入学してまだ2ヶ月経過したばかりの頃のお話です。

 

病院では「統合失調症」という診断を受け、すぐに休学の手続きを取られたそうです。

「復帰したいけど、復帰できない。休んでいる間はそんな心の葛藤をノートに書き出していました。どんな理由があって、その感情にいたったのか、自己分析をすることである程度心が浄化されていくことを感じる一方で、潜在的な意識に新たな問題提起がされ、自分を責めてしまったこともありました。」

休学と復学を繰り返されていた頃に書いていたそのノートは見返す気にはならないそうです。自分の体調がついていけないことを自覚し映像系の大学を諦め、地元に戻り文化系の大学に再入学しその大学を無事に卒業できたと言います。

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能力を制限される障がい者雇用の職場

映像系の大学は卒業できなかったけれど将来の夢を諦めることができず、就職活動は映像系の職種で探し、いくつかの就職先から内定をもらっていたそうです。そのことを主治医に相談したところ「映像系の仕事は身体を壊す心配があるから」と、内定を辞退することに。

それから再度障がい者枠で就職活動を行うことになりましたが、書店やアパレルメーカーの物流センター、一般事務などの仕事を転々とされたそうです。障がいに配慮してくれる職場もありましたが、ある職場では「そこまでやらなくていいよ。電話番と掃除だけしてくれればいいから」と職務内容を超えた仕事は極端に制限されているように感じていたそうです。

 

最後の就職活動にしたいと願っていた頃に出会ったMyMylink

一般事務での仕事が契約期間満了になる頃、再び転職活動を始めました。ハローワークで求人応募して履歴書を20件近く送りましたが書類選考すら通過することはなく、面接に行く機会すら与えてもらえなかったそうです。

その後いくつかの障がい者専門の求人サイトや人材紹介会社に登録し、その中の一つが障がい者の就職・転職サイトMyMylinkでした。紹介会社の担当者には地元には良い求人はないよと断られる中、MyMylinkには自分の望んでいた正社員で、地元で働ける職場の求人が見つかったので、すぐに登録されたそうです。

MyMylinkは「何より担当の方がすごく面倒見が良く、後回しにしないで求職活動を手伝ってくれたのが良かったです」と、そう語ってくれました。

「職務経歴だけでなく、自分のことをちゃんと見て欲しい」そうおっしゃるKさんはMyMylinkの特徴のひとつである「おうえん団」機能についてこう語ります。

「自分の障がいのことを紙に書いて伝えるのは難しい。書類の中で第3者が求職者の障がい状況を、より深く伝える機能があることは求職者にとってとても心強い機能だと思います。」

 

第三者がコメントするユニークな「おうえん団」機能

「おうえん団」機能サンプル。第三者が配慮事項などを詳しく記載して求職者を応援します
「おうえん団」機能サンプル。第三者が配慮事項などを詳しく記載して求職者を応援します

 

”今”と”これから”のことに目を向けてくれる会社との出会い

これまでの面接では職務経歴を聞かれることの方が大半でした。しかし、今回MyMylinkを通じて出会ったブリヂストンタイヤサービス東日本では今の自分のことや、将来どうなっていきたいかということに力点をおいて選考を進められたので、私のことを前向きに受け入れてくれようとしてくれているのかなと感じたそうです。

「正社員ということもあるのかもしれませんが、以前感じていたような”そこまでやらなくていいよ”ではなく、身体の状態やモチベーションに応じて仕事量を増やしてくれるので、大きなやりがいを持っています。」

そうおっしゃるKさんの目はとても輝いていました。

今では試用期間3ヶ月を過ぎ、当初感じていた体力的な不安や環境変化にも慣れてきた為、今後の生活が楽しみだとおっしゃっています。

 

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これから就職を目指す方にメッセージをお願いします

「会社の方、支援機関、家族、友人など様々な方の助け、サポートがあるからなのですが、私は、20代でアルバイトからスタートして、会社が変わったり時間をかけて、フルタイムで働けるようになりました。いきなり何でも出来ないので、今できることを無理せずすることが一番良いのではないかと思います。それがアルバイトであれ、フルタイムであれ、仕事に貴賎はないと思います。

時間をかけて慣れてくれば、少しずつできることが増えてくるので、そこでステップアップしても(単純に転職でなくとも)良いのではないかと思います。

 

私も疾患をもち、これまでの職場で、他社員からの偏見や差別、職場の無理解などを働く上で経験することはありましたが、誠実に取り組んでいると評価してくれる方もいらっしゃいます。敵千人味方千人です。正直さ、誠実さが善しとされる会社とそうでない会社もあるかと思いますが、人と人で成り立っている社会なので、当然人の好き・嫌いはありますし、礼儀、常識が人を判断する尺度にもなります。

そこに病気・障がいは関係ないと思います。できないことは会社に理解してもらっても自身も人として信頼に足る人になることも大切かなとは感じています。」とのこと。

障がい者雇用の場面では特に職場の雰囲気に馴染めるかなど、良い出会いを見つけることが重要です。人材紹介会社や求人サイトに登録する際は、本当の自分に合った就職先と出会えるかということをポイントにお選びされることをオススメします。

 

 


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StartNEXT!編集部
この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。

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