2016年7月18日更新

雇用環境整備士という資格、知っていますか?

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雇用環境整備士という資格を皆さんはご存知でしょうか。

これは育児中の方や障がいのある方、年齢に不安がある方にとって働きやすい職場を整備するための資格です。育児者、障がい者、エイジレス(年齢不問)という属性ごとにそれぞれ資格がⅠ種・Ⅱ種・Ⅲ種と分かれています。私自身、障がい者雇用に携わっているひとりとして、雇用環境整備士Ⅱ種を取得しています。

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障がい者雇用における大きな問題点の一つに、障がい者に対する認知度があります。言い換えれば、「世の中にどのような障がい者がいるか知っているかどうか」ということです。

私が受講した当時の雇用環境整備士の講習会でも(今は分かりませんが)、この障がい者の種類、特徴の解説に多くの時間が割かれていました。

自分の家族や友人に障害者がいたならば、障がい者に対する認知度は高いですし、「障がい」や「障がい者」について考えるきっかけ、知ろうとするきっかけが生まれます。福祉について勉強していたり、ボランティア活動等を通じ交流していたりしても同様です。しかし、自分の身近に障がい者がいなければ、そのきっかけを掴むことができず、障がい者に対する認知度は低くなり、障がい理解も難しくなります。

障がい者雇用においてはこの認知度が重要になります。受け入れる職場の上長や同僚が障がい者と初めて接するのか?何回も接していて慣れているのか?この違いは非常に大きいものです。

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障害者雇用促進法や障害者差別解消法などの法律によって、一昔前と比較すれば、障がい者雇用の制度化はだいぶ進んでいます。結果として障がい者が雇用される確率は高まっていますし、障がい者を雇用しない企業に対する目線も厳しくなってきています。今回ご紹介している雇用環境整備士のような資格があることで、企業が受け入れる際に必要な情報等を入手することもたやすくなってきています。

講習会では、企業内でなかなか理解されにくい発達障がいの方の受け入れ事例、バリアフリー対応・職場での配慮が求められる肢体不自由の方の受け入れ事例など、細かい事例の説明もありました。障がいの種類や特徴に対する情報や受け入れ事例と「障がい者社員を受け入れる環境を整備する」ための情報を多く入手することができます。

障がい者雇用は「障がい者を雇用する」時代ではなく、「障がい者を戦力化する」時代への過渡期にあります。「障がい者社員を受け入れる環境を整備する」だけでなく、
「障がい者社員を戦力化し、市場価値を高める」ところまでマネジメントできるかどうかが企業の力量差につながってきます。

雇用環境整備士という資格は、障がい者雇用の基礎知識を習得するひとつの有効的な手段です。ここから先は企業によって職種も業種も異なるため、属人的な創意工夫に頼らざるを得ません。ただ創意工夫の方向性は、受動的になりやすい障がい者社員の意識と行動を能動的なものに変える仕掛けにあるのではないかと考えています。

 


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StartNEXT!編集部
この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。

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