屋内農園型障がい者雇用支援サービス IBUKI の防災・減災対策

9月1日は防災の日です。9月1日の「防災の日」を含む1週間(8月30日から9月5日まで)が「防災週間」と定められています。そのため、全国各地で防災に関する様々なイベントが行われています。

一方で、12月1日 は、防災用品点検の日というのはご存知でしょうか。季節の変わり目となるこの時期に、身の回りの「防災用品を点検して災害に備える」という目的で制定され、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
防災用品点検の日は、3月1日・6月1日・9月1日・12月1日の年4回となっています。
この日にも、全国各地で防災訓練が実施されます。また、個人でも非常用の飲料水・食料・消火器・避難ロープなどの防災用品の点検を実施する日となっています。
今回は、防災用品点検の日にちなみ、株式会社スタートライン(以下、スタートライン)での防災・減災対策への取り組みをお伝えします。

目次


1.スタートライン全体で、きめ細かな減災対策を実践

スタートラインでは、主に「屋内農園型障がい者雇用支援サービス IBUKI(以下、IBUKI)」や「障がい者向けサテライトオフィスサービス(以下、サテライトオフィス)」を通じて多くの障がい者に働く場を提供しています。

屋内農園型障がい者雇用支援サービスIBUKIとは?
https://start-line.jp/business/ibuki

障がい者向けサテライトオフィスサービスとは?
https://start-line.jp/business/satellite_office

スタートラインでは、障がい者に働く場を提供するだけでなく、安心して働ける職場づくりを目指しています。災害時にはその方々の生命はもとより雇用の場の維持、健康維持を確保するために一般的な対策以上にきめ細かな減災対策を実践することが必要となります。想定する災害は、平常時の火災、地震、水害、雪害です。スタートラインの減災対策への取り組みを紹介します。

大きな取り組みは3つです。

  • 災害対策(減災)に関する委員会「危機管理委員会」の設置
  • 本社とIBUKI・サテライトオフィスなど各拠点に「減災基本計画」と「災害時対応マニュアル」を作成・設置
  • 一般社団法人減災・復興支援機構(注1)の指導のもと、防災訓練などを定期的に実施

注1:一般社団法人減災・復興支援機構(http://gensai-f.net/)

2.避難訓練で減災・防災意識の向上へ

IBUKI・サテライトオフィスなど各拠点で取り組んでいる減災対策ですが、先日IBUKIの2拠点で避難訓練を実施しましたので紹介します。

実施した2拠点は、TODA FARM2(2019 年 10 月)とKAWAGOE FARM(2019 年 11 月)です。

以下、2拠点の情報をまとめました。

【TODA FARM2】
実施日時:2019 年10月31日(木)15時00分~16時45分
([1F]15時00分~15時45分 [2F]16時00分~16時45分)
※TODA FARM2は2階建てで、各階に、利用企業様のブースがあるため各階にわけて実施。
参加企業:19社
参加人数:99名

[1F]

[2F]

【KAWAGOE FARM】
実施日時:2019 年 11 月8日(金) 16 時 00 分~16 時 12 分
参加企業:11社
参加人数:64名

3.IBUKI台風対策の実際

令和元年、大きな被害をもたらした台風15号(9月)と台風19号(10月)ですが、神奈川県(横浜市、海老名市)、埼玉県(川越市、戸田市)、東京都(足立区舎人)に拠点があるIBUKIへの被害と対策はどうだったのでしょうか。
幸いにも、大きな被害はありませんでした。一方で、対策に何点か課題がありました。

台風15号による、主な対策の課題は2つです。

  • IBUKI利用企業様への連絡(3連休を挟んだ台風だった為、各利用企業様の本社と連携不足があった)
  • 浸水(シャッターの隙間からの浸水により、床やカーペットが少し濡れた)

上記、2つの課題をふまえ、1カ月後に発生した台風19号では下記のとおり、対策を行いました。

・10月10日(木) 
スタートラインのスタッフがIBUKI利用企業様の本社へ連絡し、11日(金)の退勤時間を取り決めた(9割以上のIBUKI利用企業様が早退を判断)
・10月11日(金) 
スタートラインのスタッフが窓ガラスに養生テープを貼り、飛散防止対策実施
・10月13日(日)
各IBUKI拠点の近隣に在住しているスタートラインのスタッフが、異常箇所を確認(いずれも問題無し)
・10月15日(月)AM
全てのIBUKI利用企業様へ、IBUKI運営が問題ない旨の連絡を実施

結果、台風19号では、対策をしていたことにより、浸水被害は少なく、またIBUKI利用企業様の本社への連絡についてもスムーズな対応が出来ました

【まとめ】障がい者が、より安心して働ける職場づくりを目指す

災害は、いつどこで発生するかわかりません。そのため、日頃より事前の対策が必須となります。
スタートラインではしっかりと減災対策に取り組んで今後も、より良い減災対策とスムーズな運営を心掛けて参ります


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Startline編集部

この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障害者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。