1月の障がい者スポーツはオーストラリアが熱い!

Start NEXT!読者のみなさま、こんにちは。株式会社セプティメルスポーツの水上航太郎です。ご挨拶が遅くなりましたが、2017年もよろしくお願い致します。

 

年明けから寒い日が続いている日本ですが、サッカーに駅伝、バスケなど冬の風物詩ともいえるスポーツでは熱戦が繰り広げられました。一方、障がい者スポーツ界にとっては、1月は比較的落ち着いた月。春から本格化するシーズンに向けて準備期間となっている競技が多いのではないでしょうか。

 

しかし、世界に目を向けると、障がい者スポーツにとって非常に濃密な1月を迎えている国もあります。それは真夏のオーストラリア。燦々と輝く太陽の下で様々な特徴ある大会が行われているのです。

 

車いす陸上大会のサマー・ダウンアンダーは、1月下旬に2都市を舞台に開催されるシリーズレース。キャンベラでトラックレースを2日間、シドニーではトラックレースとOzDay10Kという10kmロードレースが行われます。特に盛り上がりを見せるのが祝日であるオーストラリア・デー(1月26日)に実施されるOzDay10Kで、毎年多くの人が沿道から選手へ熱い声援を送ります。

 

OzDay10Kレースのゴール地点。2014年は雨にも関わらず多くの観客が集まった。
OzDay10Kレースのゴール地点。2014年は雨にも関わらず多くの観客が集まった。

 

レース以外にも様々なイベントが行われるのがサマー・ダウンアンダーの特徴。キャンベラではレース前日に、市街地中心部のショッピングセンターにて車いすレーサー体験会が開催されています。ローラー上に設置されたレーサーを漕ぐことができるのですが、それだけではなく、大会に出場する世界トップの選手達と1分間に漕いだ距離を競い合うことができるのです。私も取材で訪れた際に体験しましたが、パラリンピック出場選手の隣でレーサーを漕ぐ経験は貴重なものでした。

キャンベラの車いすレーサー体験会
キャンベラの車いすレーサー体験会

 

同じく1月下旬に、メルボルンで開催されるのが水泳のビクトリアオープン。ごく一般的な州の水泳大会なのですが、一般の選手と障がい者水泳の選手が同時に参加できる大会です。IPC公認大会で、ここでの結果は正式な記録となるため、日本やニュージーランド等の海外選手が参加することもあります。ちなみに、オーストラリアでは一般と障がい者がどちらも出場できる水泳大会が一般的となっています。

ビクトリアオープン
ビクトリアオープン

 

そして同じくメルボルン開催の全豪オープン。言わずと知れたテニスのグランドスラムで、大会終盤の4日間で車いすテニスのトーナメントが開催されます。一般の大会と同会場のため、対戦カードによっては満員のスタンドから大歓声が飛び交うこともあります。何より、世界トップレベルの選手たちによるプレーが間近で観られるのが大きな魅力です。

車いすテニス全豪オープン会場
車いすテニス全豪オープン会場

 

それぞれ特徴のある3大会ですが、共通するのが日本人選手の活躍が観られること。現地まで応援に行くことができなくても、結果や中継をネットで確認するだけでも大会を楽しめるのではないでしょうか。オーストラリアの熱い1月を、少しでも体験してみてくだい!

 

 

20160623emori_rogo 株式会社セプティメルスポーツ
水上 航太郎
1981年札幌市生まれ。
1993年のJリーグ発足をきっかけに、スポーツ観戦がライフワークの1つとなる。サッカー好きが高じて大学卒業後にバルセロナに渡り、現地で日本向けのライター職などをしながら3年スペインに滞在。帰国後はIT関係職に就きスポーツを趣味として楽しんでいたが、2013年に株式会社セプティメルスポーツを設立し現在に至る。
趣味は旅行とスポーツ観戦。最近特に好きなスポーツはアメフト、クリケット、ボッチャ。
株式会社セプティメルスポーツ
パラタイムズ

 

 


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この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。

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