2017年1月24日更新

見えないと気付かないこともある!? 視覚障がい者への配慮のヒント

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世の中には、実際に体験しなければ気づけないということが、たくさんあります。障がいもそのひとつであり、日常生活の中で、どのようなことに困るのか、気づけないことも多くあるではないでしょうか? そこで今回は、視覚障がい者のために世の中で実施されている配慮についてご紹介。みなさんもこういった配慮に見習って、視覚障がい者の方と接してみてはいかがでしょう?

世の中にある視覚障がい者への配慮

普段無意識に使っていても、使う人のために、細かな配慮がされているものが、たくさんあることをご存知ですか? とくに日本では、そのような「小さな思いやり」がたくさんあると、海外から注目されるというケースも少なくありません。

中国(中華人民共和国)のある新聞では、日本の、視覚障がい者への配慮にスポットをあてた記事が掲載されました。たとえば、横断歩道。目の不自由な人のために、音楽を流して、信号が青であることしらせるボタンがありますよね。このほか、点字ブロックの多さや、盲導犬OKの施設や店が多いことなどが取り上げられたようです。

点字の普及という点では、駅の券売機、エレベーター電車内の表示、ATMやシャンプーの容器のギザギザ、お酒の缶にアルコールだとわかる点字があることなど、さまざまな配慮がされています。

また、日常的に使っている炊飯器の中には、スマホと連携し、音声で読み上げる機能がついているものもあげられます。そして、視覚障がい者の女性社員が実用化した、「宅急便の不在表」もこれにあたるひとつ。特殊な切れ込みがあり、不在表だと触ったらすぐにわかる仕組みになっています。

自分で化粧をしたい女性のための講習会も

化粧は、社会人女性としての身だしなみ、と解釈されていることも多いもの。そして同時に、自分に自信をもてるかどうかにも関係しています。事実、視覚障がい者の中には、化粧がうまくできないために、外出すること、人と会うことが億劫になってしまう女性も……。

そんな女性たちのために、開かれたのが、「ブラインドメイク」として、自分で化粧ができるようになるセミナーです。このセミナーは、視覚障がい者が自分自身で化粧ができる技法を考え出したのがきっかけではじまり、洗顔や化粧水、ファンデーションなどの基礎から、マスカラやアイシャドー、チークなど、4回に分けてレッスンが行われました。

視覚障がい者の妻を持つ夫からも、「綺麗になった」と好評で、そういわれた本人もやはり嬉しかったようです。

配慮は障がい者の自立を促すために

「目が見えない=なにもできない」。これは、間違っています。

実際に、パソコンの操作や作業などの仕事上のことから、料理やメイクなどの日常のこと。視覚障がい者の方も、さまざまな工夫や、テクニックを身に着けています。

目が見えないとできないだろう、という思い込みは、「このような配慮があればできる」という可能性を、潰してしまう恐れがあります。

ちょっとした配慮や訓練があれば、視覚障がい者も力強く、自分の足で生きていくことができる。そういった意識があれば、積極的に、必要な配慮に気づくことができるかもしれません。

「目が見えなくてできないだろうから、援助をする」という考え方よりも、「視覚障がい者が自分でできるようになるためには、どこが配慮のポイントになるだろうか?」という視点で見てみてください。きっといままで気づかなかった配慮の仕方に、気づくことができるかもしれません。

 


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この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。

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