2016年12月26日更新

てんかんにもイロイロあるんです! 症状に応じた配慮とは


てんかんの発作が原因で、自動車事故を起こす、というニュースが、取り上げられていることがあります。そのため、てんかんと聞くと、仕事ができるのかどうか、不安に思ってしまうかもしれません。しかしその症状や頻度は、個人によってそれぞれ異なり、てんかんを持つ多くの方は、その症状と上手に付き合いながら働いています。

てんかん=意識障がいの発作ではない

てんかんは、脳の異常であり、その症状もさまざまです。

てんかんによる発作の種類
間代発作・・・手足ががくがくとけいれんする
強直発作・・・手足が突っ張り,身体が張る
欠神発作・・・わずかな意識障がい害が突然起こる
ミオクロニー発作・・・手足が一瞬ビクッとする
複雑部分発作・・・感覚や感情の変化、特殊な行動をする

これらの発作が、どの程度、どのような頻度で発生するかは、人それぞれであり、障がい者手帳の取得の可否も左右します。そのため、「てんかん=意識障がい」であるという認識は誤っており、仕事ができない病気ではありません。実際、てんかんの症状がある人の、6割は、就労することができています。

てんかんの症状がある方は、危険な業務を避ける

てんかんの症状が人それぞれとはいえ、やはり一瞬の行動が、本人や周りの人の命を危険にさらしてしまう業務は、避ける必要があります。

代表的なものは運転が必要な業務。運送業やバス、タクシーなど、運転そのものが仕事である職種や、営業や配達などで、頻繁に車の運転が必要な業務は避ける必要があります。てんかんの発作が2年以上ない場合、普通車の運転は許可されますが、業務として車を運転することは、控えるのが賢明です。

また、大工やとび職など、高所での仕事や、工場での製造業であっても、歯車がむき出しになっている機械、手や指が巻き込まれる危険のある機械を使う仕事であれば、避ける必要があります。その他、発作が出ておぼれてしまう危険のある仕事や、ストレスがたまりやすい夜勤なども、リスクを大きくしてしまうため注意が必要です。

それぞれの症状に合わせた配慮が必要

ただし「てんかんだから」という理由で、一概に業務内容を制限してしまうのは、少し配慮が足りないかもしれません。まずは、本人の見解や希望と、主治医・専門医の診断内容などの情報を、しっかりと取り入れるようにします。そして、それらの情報を共有したうえで、どのような状態なら、どのような業務ができるのか、どのような業務は避けるべきかを、しっかり話し合いましょう。

また、発作が起きたときはどのような対処をすればよいかを、周りの従業員とも共有し、不安を解消しておくことも大切です。発作と頻度は変化することもあるため、定期的に状態をチェックし、安全に配慮した仕事を与えれば、てんかんの症状があっても、しっかりと働くことができます。

まずは、さまざまな症状があることを社内で情報共有し、本人と主治医の意見に基づいて、業務内容を判断することが大切です。極端に業務を制限することはないと伝え、本人に安心してもらった上で、正確な病状を伝えてもらうことからはじめるとよいでしょう。

 


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この記事は株式会社スタートラインの社員および専門ライターによって執筆されています。障がい者雇用の役に立つさまざまなノウハウを発信中。

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